鷹のはし(沼津市立高出)V奪還へ新戦力 Wリーグ・シャンソン静岡県内2連戦

 バスケットボール女子Wリーグのシャンソン化粧品は29、30日、静岡県武道館で三菱電機と今季初の地元戦を行う。ここまでアイシン、羽田に3勝1敗。羽田の第2戦こそ落としたが、大型補強の成果も現れ始めた。2季連続ベスト4の壁を越え、18季ぶりの王座奪還へ、昨季プレーオフで死闘を繰り広げた三菱電機との2連戦は序盤のポイントになる。

今季初の地元戦へ調整するシャンソン化粧品の選手。鷹のはし(手前右)はWリーグ入り後、初の県内試合となる=静岡市駿河区の同社
今季初の地元戦へ調整するシャンソン化粧品の選手。鷹のはし(手前右)はWリーグ入り後、初の県内試合となる=静岡市駿河区の同社
シャンソン メンバー表
シャンソン メンバー表
今季初の地元戦へ調整するシャンソン化粧品の選手。鷹のはし(手前右)はWリーグ入り後、初の県内試合となる=静岡市駿河区の同社
シャンソン メンバー表

 シャンソンは今季、鷹のはし(沼津市立高出)、白崎の両SGを獲得。鷹のはしは羽田の5シーズンで平均11・52点、白崎は昨季新規参入の姫路で平均23・15点を挙げ得点王と新人王に輝いている。2人の加入で、得点力は確実にアップした。主将で司令塔の小池も「5人でバランス良く点を取れる。攻撃の選択肢が増えた」と手応えを口にする。
 さらに大きな相乗効果はエース吉田が得点に集中できること。昨季は小池が徹底マークされた際、吉田がボール運びをサポートしたが、今季はハンドリングに優れた2人の加入で「自分のポジションに専念できている」と鵜沢監督。昨季下位が相手ながら4試合で平均17得点。新戦力の働きが本来のシュート力を引き出している。
 鷹のはしは羽田では得点源だったが、新天地では機動力を生かした守備、アシストも含めた総合力で勝負する。Wリーグ入り後の県内戦は初めて。「自分が子どもたちの頑張る糧になることが、静岡に戻ってバスケをやる意味になる。チームの日本一に貢献したい」と意気込む。
 (運動部・山本一真)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞