源頼朝の側近 加藤景廉しのぶ 伊豆で供養祭

 平安末期から鎌倉初期の武将で源頼朝の側近として尽力した加藤景廉(かげかど)の供養祭がこのほど、伊豆市牧之郷の加藤景廉一族の墓で行われた。

供養祭で手を合わせる出席者=伊豆市牧之郷
供養祭で手を合わせる出席者=伊豆市牧之郷

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3年連続で規模を縮小して開催した。地元の顕彰会の会員ら約30人が出席し、読経に合わせて焼香をして手を合わせた。
 日本三大山城の岐阜県恵那市岩村町の岩村城を築いた景廉は1221年8月3日に亡くなり、牧之郷地区に葬られた。コロナ禍前までは岩村町の関係者も供養祭に出席していた。顕彰会の土屋完治代表は「岩村町の関係者との交流を早く復活できれば」と願った。

 

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