水族館スタッフのお仕事は 清水町で子どもたちが体験

 清水町の商業施設「サントムーン柿田川」内にある幼魚水族館は6日、子どもたちが水族館スタッフの業務を学ぶ仕事体験を同館で開いた。県内外から小中学生10人が参加し、幼魚の生態や飼育方法への理解を深めた。

水族館スタッフの仕事を学ぶ参加者=清水町の幼魚水族館
水族館スタッフの仕事を学ぶ参加者=清水町の幼魚水族館

 日本財団「海と日本プロジェクト」が展開する仕事体験プログラム「こどもわーく夏祭り」の一環。館長で幼魚を研究するタレントの鈴木香里武さんが、枯れ葉や岩のまねをしたり、透明になったりして自然界を生き抜く幼魚の生態や飼育の難しさなどを説明した。
 子どもたちはナンヨウツバメウオやタツノオトシゴなど5種類の魚をバケツから展示水槽に移す作業に挑戦。魚が入ったバケツに水槽の水を少しずつ入れて新しい環境に慣れさせる「水合わせ」を行った。クラゲの餌やりなども体験し、スタッフの指導を受けながら真剣な表情で作業に励んでいた。沼津市立第四小5年の石川智康君(10)は「大変だけど楽しかった。いつかこんな仕事をやってみたい」と笑顔を見せた。

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