お座敷遊び、女性も満喫 観光客が踊り体験 熱海

 お座敷遊びに縁の無かった女性に芸妓(げいぎ)文化を楽しんでもらう「女性たちのアフタヌーンお座敷遊び」が9日、熱海市内の旅館で行われた。広島県や三重県などから訪れた女性7人が参加し、熱海芸妓から踊りの手ほどきを受けた。

関美さん(右から2人目)から踊りを教わる参加者=熱海市内
関美さん(右から2人目)から踊りを教わる参加者=熱海市内

 東京都の旅行会社「セブンシーズ」の小椋郁乃社長が企画した。着物姿の参加者は、熱海芸妓置屋連合組合の関美さんと露子さんから「さくらさくら」「梅は咲いたか桜はまだかいな」の踊りを教わりながら、美しい所作を身につけた。
 小椋社長は「芸妓さんは熱海の宝。女性も楽しめれば、熱海観光の新たな魅力になる」と話した。初めて観光客に踊りを教えたという関美さんは「伝統文化に触れてもらい、とてもありがたい。女性が芸妓を身近に感じられる機会がさらに増えれば」と期待した。

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