記者コラム「清流」 市花「ハマユウ」を知って

 沼津市本の千本浜公園で市花「ハマユウ」の植栽を取材した。この時、市花を初めて知った。何度も取材に行っていた現場だけに、足元にこのような気づきがあるとは思わなかった。
 暖地の海岸に自生するヒガンバナ科の多年草で、夏に香りのある白い花を咲かせる。15年ほどで約1メートルの長さに成長する。公園の八角池周辺と「千本太郎松跡」では既に1メートル以上の長さに育っているハマユウも確認できた。
 ハマユウには天敵もいる。ガの一種「ヨトウムシ」の幼虫。葉を食してしまう。
 今育っているハマユウも何年間もの管理のおかげでここまで成長していると思うと感慨深い。7~8月が見頃。今年植栽した苗は来年どれくらい成長するのだろうか。夏の楽しみができた。
 (東部総局・小西龍也)

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