静岡文化芸術大と八幡中 干支や風景…看板アート制作中 浜松

 総合建設の常盤工業(浜松市中区新津町)は地域交流プロジェクトの一環で、倉庫外側の壁に掲示する看板デザインの制作に取り組んでいる。同区の静岡文化芸術大の学生と八幡中の生徒を迎え、12日の完成に向けて制作が進む。

建物をスケッチする生徒=浜松市中区新津町の常盤工業
建物をスケッチする生徒=浜松市中区新津町の常盤工業


 看板は横10メートル、縦2・5メートルほどの大きさ。同社が同大に看板のデザインを委託し、昨年春から大学院生らによって制作が進められた。現在は十二支の動物が野球を楽しんでいる図柄で、同年の干支(えと)にちなみ、牛がバッターボックスに立っている。
 今年はさらに地域とのつながりを深めようと八幡中美術部の生徒にも参加を呼びかけ、学生の指導で制作することを決めた。同社周辺の風景などを描き、「地域の物語」として表現するという。
 8日は生徒13人が同社に集まり、社員や同大デザイン学部生、大学院生から説明を受けた。アクトタワーなど描きたい建物を探し、スケッチした。八幡中1年の佐藤那穏さんは「きれいな絵を飾りたい」と声を弾ませた。
 (浜松総局・日比野都麦)

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