安倍川の水きれいかな 親子で水生生物調査 静岡・葵区
国土交通省静岡河川事務所は9日、小学生と保護者を対象にした安倍川の水生生物調査による水質判定会を静岡市葵区牛妻の曙橋周辺で行った。親子10組20人が参加し、虫や魚を採取した。
参加者はタモやザルを手に、水生生物探しに熱中した。川底の石をひっくり返して水生生物を見つけると、「いた!」と歓声を上げた。
調査の結果、1番高い水質階級の「きれいな水」に住むヒラタカゲロウやヘビトンボなどが生息していることが判明した。コオニヤンマやヒメサナエなどの珍しい生物も見つかった。
安東小4年の桐原千佳さん(9)は「生物が小さくて探すのが大変だったけど、楽しかった。また参加したい」と話した。
(社会部・島田莉菜)