セミの抜け殻採取 親子ら種類の見分け方学ぶ 静岡・葵区

 静岡市は9日、同市葵区の城北公園で「セミの抜け殻観察会」を開いた。親子13組35人が参加し、セミの抜け殻を採取して種類の見分け方を学んだ。

抜け殻を観察する参加者=静岡市葵区の中央図書館
抜け殻を観察する参加者=静岡市葵区の中央図書館

 静岡科学館「る・く・る」の元教育スタッフ鈴木芳徳さんが講師を務めた。参加者は園内を歩いて木の枝や土の上に残った抜け殻を収集。アブラゼミやクマゼミのほか、2センチ程度の丸いニイニイゼミの抜け殻も見つかった。
 採取後、鈴木さんは隣接する中央図書館で種類の見分け方を説明した。「足の付け根に突起物があるのはクマゼミ」など、それぞれの特徴を解説。参加者は抜け殻を観察して分類し、特徴や発見場所などを記録した。
 母親と弟と一緒に参加した山田彩加さん(7)は「葉の裏や木の下の地面で抜け殻をたくさん見つけた。アブラゼミは色で見分けた」と話した。
 (社会部・崎山美穂)

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