実験で科学の楽しさ実感 る・く・るで13、14日もフェス

 中高生や一般有志が科学の魅力を発信するサイエンスフェスティバルが11日、静岡市駿河区の静岡科学館る・く・るで開かれた。夏休み中の小学生やその家族らが、多彩な実験や工作を通じて遊び感覚で科学の奥深さや面白さに触れた。

多彩な実験を通じて科学の奥深さに触れる子どもたち=静岡市駿河区の静岡科学館る・く・る
多彩な実験を通じて科学の奥深さに触れる子どもたち=静岡市駿河区の静岡科学館る・く・る

 県内の大学教授や高校教諭らでつくる有志団体などが主催した。会場には県内の中学、高校の科学部や地学部、理科部の生徒たちが13ブースを設置。「ビー玉万華鏡制作」「野菜のDNA抽出」「化石の発掘」など個性豊かな体験活動と丁寧な解説で、訪れた子どもたちの好奇心や探究心をかき立てた。
 清水東高の自然科学部化学班は、液体窒素を使った科学ショーを披露。同市葵区の横内小の前田俊介君(10)は「花やボールがすぐにバリバリになった。液体窒素は初めて見たけど、すごく冷たい液体なんだと分かった」と目を輝かせた。
 同フェスティバルは13、14日にも開かれる。13日は中高生が出展し、14日は大学や科学団体の有志、市環境保健研究所などがブースを設ける。
 (社会部・塩谷将広)

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