奨学生 豊田佐吉翁の墓参り 湖西、将来の活躍誓う

 湖西市はこのほど、同市の豊田佐吉翁記念奨学金に対する奨学生の感謝の会を行った。奨学生は豊田家の墓参りなどをして将来の活躍を誓った。

豊田家の墓前で手を合わせる奨学生=湖西市吉美の妙立寺
豊田家の墓前で手を合わせる奨学生=湖西市吉美の妙立寺

 奨学金は豊田家や市民の寄付で運営され、今年55年目。本年度は同市在住、出身の大学生や高校生ら計10人が修学援助を受けている。
 感謝の会には奨学生と影山剛士市長、渡辺宜宏教育長ら関係者計約20人が参加した。同市吉美の妙立寺では、同市出身でトヨタグループの礎を築いた豊田佐吉が眠る墓の前で手を合わせた。
 愛知県にもバスで向かい、トヨタ本社やトヨタ博物館を見学した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、例年行っている同社の豊田章一郎名誉会長との懇談はなかった。
 静岡大理学部4年の豊田祐好さん(22)=静岡市=は「研究があるとアルバイトするのが難しい。奨学金のおかげで研究に打ち込めている」と感謝した。

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