中学生が希少ヘビ発見 「シロマダラ」生きた状態珍しく 静岡

 静岡市葵区牛妻の「不動の滝」付近の雑木林で15日、目撃例が少なく希少なヘビと言われる「シロマダラ」を賤機中(同区)の生徒が発見した。生きた状態で見つかるのは珍しいという。

生徒らが発見したシロマダラ=静岡市葵区牛妻の「不動の滝」付近
生徒らが発見したシロマダラ=静岡市葵区牛妻の「不動の滝」付近

 見つけたのは同校1年の中村奏太さん(12)と友人2人。中村さんらは同日午後、「不動の滝」付近を散策していたところ、とぐろを巻くシロマダラを発見。中村さんは「よく見かけるマムシとは違う模様だったのでびっくりした」と話した。
 全長は約55センチで成体とみられる。河津町の動物園「iZoo(イズー)」の白輪剛史園長(53)によると、シロマダラは山間部の土の中や倒木の下などに生息するが夜行性で、小雨が降るなどしない限りあまり外に出ず、目撃例が少ない。トカゲやヤモリなどを食べ、毒はないという。白輪園長は「発見場所はヤモリなども生息する自然豊かな場所と考えられる」と説明した。

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