復旧経費の一部補助 土石流被災小規模事業者に 熱海市

 熱海市は18日、同市伊豆山の大規模土石流で事務所、工場、機械設備などに被害を受けた小規模事業者の復旧経費の一部を補助する制度を創設し、申請受け付けを開始したと発表した。
 被害額75万~1億円の4分の3を補助する県の「被災中小企業復旧支援事業費補助金」と、同75万円未満の3分の2を補助する国の「小規模事業者持続化補助金」の交付決定を受けた被災事業者の自己負担分の半分を補助する。県補助金を受けた人は最大1250万円、国補助金を受けた人は最大12万5千円の支援が受けられる。
 県補助金と違い、国補助金は遡及(そきゅう)適用が認められていないため、これまで事業者から不公平との指摘があった。そのため、国補助金の交付申請以前に発注したり支払ったりした経費も補助対象にする。
 申請書類は市ホームページからダウンロードする。受け付けは来年1月31日まで。問い合わせは市観光経済課<電0557(86)6203>へ。
 (熱海支局・豊竹喬)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞