花沢さん(湖西岡崎小)全日本卓球選手権V 目標は五輪金「世界で戦える選手に」

 湖西市の岡崎小6年花沢夏琳さん(11)が、7月に行われた全日本卓球選手権の女子シングルス小学6年生以下の部で優勝した。花沢さんは18日、市役所を訪れて影山剛士市長に結果を報告し、「世界で戦える選手になりたい」と今後の意気込みを語った。

全日本卓球選手権の女子シングルス小学6年生以下の部で優勝し、喜びを語る花沢さん=湖西市役所
全日本卓球選手権の女子シングルス小学6年生以下の部で優勝し、喜びを語る花沢さん=湖西市役所

 両親は共に中国出身の卓球選手で、花沢さんは小学1年時に卓球を始めた。現在は浜松市の卓球クラブ「よ~じ道場」に所属し、毎日練習している。夜11時まで5時間ほど励むこともあるという。
 10代の頃に中国のナショナルチームに選ばれた経験を持つ父の李東升さん(44)は現在、デンソー女子卓球部でヘッドコーチを務めている。母の千夏さん(43)と共に、花沢さんが低学年の頃から基礎に重きを置いて指導。花沢さんはコロナ禍前は学校の長期休暇を使って年数回中国を訪れ、同年代の強豪選手と対戦し腕を磨いてきた。
 大会ではリーグ戦の後、トーナメントを勝ち上がり、決勝を3-1で制した。「目標はベスト4だったけど、決勝では緊張せず自信を持ってやれた」と笑顔を見せた。
 有望なジュニア選手を育成する日本オリンピック委員会(JOC)の「エリートアカデミー」の来年度からの生徒にも選ばれたという。花沢さんは「オリンピックでの金メダルが目標」と話し、さらなるレベルアップを誓った。

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