静大生の日常は? 科技高で学生出張講座 勉強やサークル活動紹介

 静岡県内の高等教育機関などでつくる「ふじのくに地域・大学コンソーシアム」は18日、高校生を対象に大学生が大学での勉強や生活について紹介する「大学生出張講座」を静岡市駿河区のグランシップで開いた。科学技術高(同市葵区)理数科に所属し大学の理系学部進学を目指す生徒7人が、大学生の話に耳を傾けた。

学生が高校生に大学での勉強や生活について紹介する「大学生出張講座」=静岡市駿河区のグランシップ
学生が高校生に大学での勉強や生活について紹介する「大学生出張講座」=静岡市駿河区のグランシップ

 講師を務めたのは静岡大理学部、工学部の学生7人。講座は1対1の対面形式で1回15分。相手を入れ替えて計4回行った。学生は自身の所属学科で学べる内容や、一日のスケジュール、サークル活動などを説明した。
 高校生は大学生に活発に質問。「人工知能(AI)について学びたい」と話す高校生に、大学生はAIを研究する教員を紹介したり、受験勉強で使った参考書を生徒に見せたりして相談に乗った。
 同大工学部を志望する2年の深味倖朱(ゆあん)さん(17)は「大学の説明会では分からない学生のリアルな日常を知れて、進学意欲が高まった」と期待を膨らませていた。

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