首都圏企業との連携促進 磐田市がマッチング支援に注力

 磐田市は市内企業と首都圏企業とのビジネスマッチング支援に注力している。7月には市内企業が首都圏企業と都内で製品のPRイベントを共同開催し、8月には企業間の連携を進めるコーディネーターを都内に配置した。地元企業のデジタル化や新規事業創出を支援している。

PRイベントで製品紹介をする山田金属の社員ら=都内
PRイベントで製品紹介をする山田金属の社員ら=都内

 2016年度に始めた市職員らが中小企業の相談に乗り課題を解決する「おせっかい事業」の一環。これまでも企業間のマッチング支援を実施してきたが、首都圏との連携を促進し、最新の技術やサービスを取り込む。
 イベントは市内製造業「遠州スプリング」、「山田金属」と都内スタートアップ企業「Catalu JAPAN(カタルジャパン)」のマッチングをきっかけに実現。商業施設の空きスペースで2社の製品を紹介し、カタルジャパンのQRコードで製品を購入できるサービスを活用した。
 コーディネーターは、スタートアップ企業「ソーシャル・エックス」(東京都)の社員に委託した。首都圏で情報収集を進め、連携企業を開拓する。市担当者は「首都圏企業の資源を活用して地元企業や地域の活性化を図りたい」と話した。

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