ファンケルクラシック 久保、鈴木、手嶋が首位発進 ゴルフ

 PGAシニアゴルフツアーのファンケルクラシック(静岡新聞社・静岡放送後援)が19日、裾野市の裾野カンツリー倶楽部(6985ヤード、パー72)で開幕した。新型コロナウイルスの影響で、3年ぶりの有観客開催。初日は久保勝美、鈴木亨、手嶋多一が4アンダーで首位に立った。

4アンダーで首位タイに立った鈴木亨=裾野カンツリー倶楽部(東部総局・山川侑哉)
4アンダーで首位タイに立った鈴木亨=裾野カンツリー倶楽部(東部総局・山川侑哉)

 1打差の4位にプラヤド・マークセン、タワン・ウィラチャン(ともにタイ)、野上貴夫が続いた。御殿場市出身の芹沢信雄と、藤田寛之(葛城ゴルフ倶楽部)はともに2オーバーの43位タイからの巻き返しを図る。初日から多くの観客が詰めかけ、富士山麓の熱戦を見守った。(賞金総額6600万円、優勝1500万円、出場81選手=アマ5、晴れ、30・4度、西南西の風3・8メートル、観客2809人)

 ■久々有観客「わくわく」 鈴木
 「久しぶりの試合。観客もいてわくわくしていた」と迎えた初日。鈴木亨は5バーディー1ボギーで、安定したプレーを展開し、会心のスタートを切った。17、18番は連続バーディーで締めくくり、首位タイに浮上。上位の記録は意識しなかったと言い、「結局は自分」と自然体を強調した。
 唯一のボギーはパー4の14番。予想以上に右からの風が強かったと振り返り、ショットを左に曲げてしまった。「打った瞬間はよいと思ったが。本当はノーボギーでいきたかった」と悔やむ。
 けがに苦しみながら昨年はシニアツアーで優勝を飾った鈴木。初日の出来を「多少ぶれながらも焦らず、キャディーともうまく会話してのんびりとやれた」と評価する。「手探り状態だが、自分らしいゴルフをしたい。結果はその後」。7回目の出場での初優勝を目指す。

 ■2オーバーで初日 胸なで下ろす芹沢
 芹沢信雄は一時アンダーを記録するも、2オーバーで初日を終えた。右のあばら骨疲労骨折を乗り越え、3週間ぶりの試合。2日前からゴルフを再開し「ぎりぎり間に合った。病み上がりで十分の結果。こわごわやっているのでこのくらいで回れてこられてよかった」と胸をなで下ろす。3年ぶりに設けられた60歳以上の1~3位に贈られるグランドシニア特別賞を目標に据え、「とりあえず完走したい」と意気込む。
 

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