湖西の発明王知ろう 佐吉検定に15人挑戦 ゆかりの地、見学も

 湖西市文化協会と「佐吉翁に学ぶ会」は21日、同市出身で自動織機などを発明したことで知られる豊田佐吉(1867~1930年)についての知識を問う「佐吉検定」を同市の山口公会堂で行った。市内を中心に小学生から70代までの15人が参加し、郷土が生んだ「発明王」に思いをはせた。

佐吉検定に挑戦する参加者=湖西市の山口公会堂
佐吉検定に挑戦する参加者=湖西市の山口公会堂

 参加者は検定前、同公会堂近くにある豊田佐吉記念館や佐吉が仲間と夜学会を開いていた山口観音堂を見学したり、佐吉を題材にした映画を鑑賞したりした。知識を深めた上で、3択問題に答える2、3級と記述式の1級にそれぞれ挑戦。今回新たに設けた1200字の論文を課す博士号には3人が臨んだ。
 検定は佐吉の生誕150年記念事業として、2016年にスタート。同級生と参加した知波田小6年田中美羽さん(11)は「佐吉は何年もかけて勉強して発明した。頑張れば成功できると教わった」と話した。合格者には認定証が贈られた。
 

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