郷土資料館移転を検討 伊豆の国市、大河ドラマ館施設に

 伊豆の国市は22日、市中央図書館2階に入る市郷土資料館を、大河ドラマ館が閉館後に韮山時代劇場映像ホールへの移転を検討していると市議会全員協議会で明らかにした。
 同資料館は広さ約200平方メートルで、市内遺跡の出土品の常設展示や年4、5回の企画展を実施している。市内の主要な史跡とは離れていて来訪者が地理的に周遊しづらく、観光や小学生の史跡巡りのルートにも入っていないため、効果的な情報発信ができない課題がある。大河ドラマ館が設置されている映像ホールを展示スペース、伊豆の国物産館を事務所兼案内所として活用する構想。同一施設内でさまざまな体験学習ができるようになるという。今後市民や施設利用者を対象にした説明会を開催し、合意形成を図る。

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