外国籍の生徒に学習支援 浜松の学生団体、オンライン活用

 外国にルーツがある子どもたちの支援活動を進める浜松市の学生団体「WISH(ウィッシュ)」は22日、北区の北星中に通う生徒を対象に、オンラインで学習支援を始めた。同校での学習支援は今回が2回目で、24日までの日程で行う。

オンラインで学習支援を受ける生徒=浜松市北区の北星中(写真の一部を加工しています)
オンラインで学習支援を受ける生徒=浜松市北区の北星中(写真の一部を加工しています)

 ウィッシュに所属する静岡文化芸術大と日本大の学生6人が指導に当たる。3日間で中学生4人が参加予定。初日は、ブラジル人の両親を持つ中3の男子生徒が校内で学習に取り組み、大学生が画面越しに理科や数学を丁寧に指導した。
 男子生徒は「1対1で教えてもらえた。夏休み明けも勉強を頑張れそうだ」と話した。
 外国籍の児童・生徒への学習支援は市内中心部で行われることが多い。近郊に住む子どもたちは交通手段が限られ、参加が難しいという状況に着目し、オンラインを使った支援策を企画した。
 岩崎碧代表(20)=静岡文化芸術大=は「オンラインは学生も生徒も気軽に参加できる。不安もあったが、実施できてよかった」と話した。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞