地元の災害リスク知ろう 本年度初の防災委員研修 浜松市浜北区

 浜松市自主防災隊連合会は20日、2022年度第1回防災委員研修会を浜北区の浜北文化センターで開いた。防災教育を進める市民団体「市民防災ラボ」(相模原市)の玉木貴代表が「助かる命を守る共助 地域防災はじめの一歩」と題して講演し、地元の災害リスクについてあらためて見直すよう促した。

地域防災について講演する玉木代表=浜松市浜北区の浜北文化センター
地域防災について講演する玉木代表=浜松市浜北区の浜北文化センター

 玉木代表は災害リスクは地域環境によって異なると強調。浜松市洪水ハザードマップ、国交省の治水地形分類図など確認すべき資料を紹介した。
 実践例として同センター周辺の災害リスクを説明。同分類図を使い、かつて川だった区域を地図に表示し、商業施設プレ葉ウォーク浜北は液状化危険が避けられる場にあることや遠州鉄道浜北駅付近の線路は川だった線上にあることを示した。
 市内の収容避難所には津波、土砂災害などの被害が予想される学校もあると指摘し「災害種別によって避難先を切り替えるなど対応に工夫を」とも呼びかけた。

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