全国高校総体セーリングV 出口愛海さん(袋井出身)が報告

 和歌山県で12~16日に開催された全国高校総合体育大会のセーリング競技に出場した袋井市出身の出口愛海さん(18)=茨城・霞ケ浦高3=、美帆さん(15)=磐田南高1=姉妹が22日、市役所に大場規之市長を訪問した。愛海さんは女子420級(2人乗り)種目の優勝報告と、卒業後の目標について語った。

インターハイの結果報告に訪れた出口愛海さん(左)と美帆さん=袋井市役所
インターハイの結果報告に訪れた出口愛海さん(左)と美帆さん=袋井市役所

 2人は学生時代ヨット部だった父・大輔さん(46)の影響で競技を始めた。中学まで浜松市のクラブに所属し、愛海さんは充実した競技環境を求めて県外の強豪校へ。今年はオランダで開かれたユース世界選手権にも出場するなど飛躍を遂げた。美帆さんは地元で大輔さんと二人三脚で腕を磨き、初のインターハイで女子レーザーラジアル級(1人乗り)6位入賞を果たした。
 大学で競技を継続するという愛海さん。現在は国体出場に向けて練習に励んでいる。「世界選手権で海外選手のレベルの高さを感じた。世界で通用する走りを目指したい」と力を込めた。大場市長は「袋井にすごい姉妹がいることを誇らしく思う。ゆくゆくは五輪を目指して頑張って」とたたえた。
 (袋井支局・仲瀬駿介)

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