浜北、地名に残して 区自治連が要望書提出【浜松市行政区再編】

 浜松市の浜北区自治会連合会(松下敏昭会長)は24日、行政区再編で区名が変わった後も現区域内の住所表示に浜北の名が残るよう、字名に「浜北」と冠するよう求める要望書を山名裕副市長と太田康隆市議会議長に提出した。区内5地区自治連の連名で、会長5人が市役所で届けた。

山名副市長(左)に要望書を渡す浜北区の5地区自治連の会長=浜松市役所
山名副市長(左)に要望書を渡す浜北区の5地区自治連の会長=浜松市役所

 新区名に続けて「浜北貴布祢」などと表示される形を求める。市が25日まで実施している新区名案の市民公募は、現区名以外の名称を募集中。浜北の名は区名から失われるため別の形で残そうと、区内の自治会役員らが協議を重ね、区の総意として要望をまとめた。
 松下会長は「浜北は広く認知され、区民が長年親しんだ名称。浜北の名のもとに築かれた歴史、風土、文化を未来に継承するため、地名の中に残したい」と説明した。山名副市長は「貴重な声として受け止める」と答え、太田議長も「重く受け止める」と応じた。

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