浜松中心街、ユニバーサルデザインは 現地調査でマップ制作

 浜松市の市民団体「こまたす推進プロジェクト」は、ユニバーサルデザイン(UD)を取り入れた中心街周辺のマップ制作に取り組んでいる。同団体メンバーや地元高校生らがそれぞれの目線で街を見つめ直す。中区でこのほど、マップ制作に向けた現地調査や動画撮影を行った。

動画を撮影する参加者=浜松市中区の遠州病院駅前
動画を撮影する参加者=浜松市中区の遠州病院駅前

 浜松駅や中心街、浜松城周辺の魅力あるスポットを、エレベーターの有無などとともに紹介する予定。QRコードを付け、スマートフォンで読み込むと各地点を解説する動画が流れるようにする。
 同日は参加者約20人が2グループに分かれて、動画用の撮影場所を下見した。遠州鉄道の遠州病院駅では、スマートフォンを使って駅付近にある「徳川秀忠公誕生の井戸」を動画で撮影。駅前に触知案内板が設置されていることも確認した。
 UDマップ制作は市委託事業で、来年1月の完成を目指す。佐藤光春代表は「男女共用のトイレや思いやり駐車場など、街中のUDの正しい知識を市民に広めたい」と話した。

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