人気戯曲「わが星」稽古に熱 公募の学生、静岡市で9月公演

 静岡市文化・クリエイティブ産業振興センターの演劇創作プロジェクトの公募に応じた中高生と大学生による公演「わが星」が、9月3、4の両日、同市葵区七間町のコミュニティホール七間町で開かれる。出演する13~22歳の9人が、連日の稽古に熱を入れている。

佐藤さん(右)の指導で動きを確認する出演者=静岡市葵区
佐藤さん(右)の指導で動きを確認する出演者=静岡市葵区

 柴幸男作の「わが星」は2010年に岸田国士戯曲賞を受けた人気演目。団地で暮らす一家と星の一生を重ねて描くストーリーで、テンポのよいせりふが特徴の一つ。「伽藍博物堂」名義で舞台活動する佐藤剛史さん(静岡市葵区)が演出する。
 出演する9人はいずれも演劇経験者。中学2年の山田あかりさん(14)=藤枝市=は「先輩と協力して作り上げるのがいいところ。自分自身が楽しく演じることを目標にする」と意気込む。プロデューサーの柚木康裕さん(静岡市清水区)は「演劇を通じて創造性や多様性を学んでもらいたい」と狙いを話す。
 公演は3日午後6時半からと4日午後2時からの計2回。入場無料。同センター<電054(205)4750>への予約が必要。
 (文化生活部・山本淳樹)

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