熱海で国際ヒルクライム 11月開催へ実行委初会合 自転車レース

 熱海市で11月12、13の両日に初開催する自転車ロードレース「熱海国際ヒルクライム」(実行委主催)の第1回実行委員会が25日、市役所で開かれた。熱海独特の急峻(きゅうしゅん)な地形を生かした大会を通じ、観光やスポーツの振興、地域活性化を図ろうと関係者が意識を高めた。

熱海国際ヒルクライム開催に向けて意見交換した会合=熱海市役所
熱海国際ヒルクライム開催に向けて意見交換した会合=熱海市役所

 レースは13日に実施し、長浜海浜公園から十国峠レストハウスまでを駆け上がる。タイム計測はこのうち17・2キロ区間で行う。標高差は約600メートルにも及ぶ。市中心街の渚親水公園では12、13の両日、自転車に関する体験イベントや飲食などが楽しめる「サイクルエキスポ」を行う。
 実行委は市内の商工、観光関係団体、町内会、発起団体の伊豆観光圏活性化協会などで構成する。実行委員長の内田進・熱海商工会議所会頭は「大変壮大な計画。何年も継続することで、(コースが)日本の名物の坂道になるだろう」と述べた。レース開催時に交通規制を行うため、出席者からは地元住民への説明や迂回(うかい)路の案内などの徹底を求める声が上がった。
 レースの参加申し込みは9月30日まで、大会公式ホームページで受け付けている。

 

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