乳がん、セルフチェックで早期発見を 袋井市が啓発品配布
袋井市は9月中旬から、同市在住の30~69歳の女性約1万9800人に乳がんのセルフチェックの啓発品を配布する。早期発見への意識を高め、早期治療に結びつける。
同市は30歳以上の女性を対象に乳がん検診を実施しているが、昨年度の受診率は45・4%。受診率の向上を目指して検診をPRしていて、同事業もその一環。手に装着する補助具と、確認する際のポイントやがん検診の情報を掲載したチラシを配布する。
乳がんは女性の40~60代が好発年齢。セルフチェックで比較的早期に発見できるという。健康づくり課保健師の吉村磨依さん(28)は「早い段階から乳がんへの関心を高めたい。(啓発品が)がん検診を受けるきっかけにもなれば」と話した。
啓発品は12日ごろから順次届けられる予定。問い合わせは同課<電0538(42)7275>へ。