作品「命の水」寄贈 書家平形さん、静岡県に
静岡大名誉教授で書家の平形精逸(本名・精一)さん(76)=静岡市駿河区=がこのほど、県庁に川勝平太知事を訪ね、「命の水」と書いた作品を寄贈した。
作品は縦70センチ、横35センチ。豊かな水流、水量をイメージして流れるような書体の行書体で揮毫(きごう)した。平形さんは、リニア中央新幹線トンネル工事の大井川水問題を念頭に「水資源確保のために日々奮闘する川勝知事の姿に感動し、気持ちを筆に託した」と話した。
川勝知事は「素晴らしい」と感嘆の声を漏らし、「多くの来庁者が目にする場所に飾りたい」と感謝した。
平形さんはこれまでもお茶に関する作品を県に寄贈している。8月に日展審査員に就任したことも合わせて報告した。