麦わら細工品でウクライナ支援 ネッツトヨタ静岡1500個注文

 麦わら細工が縁でつながったウクライナの支援に向け、伊豆市修善寺の「民藝麦わらの店晨(あした)」が制作した麦わら細工のチャリティー商品がこのほど、県内企業から1500個の大口注文があった。26日、同店職人の辻享子さんらが、注文したネッツトヨタ静岡本社(沼津市)に商品を届け、感謝を伝えた。

ネッツトヨタ静岡の梨本社長(左)に商品を届ける佐野さんと辻さん=沼津市内
ネッツトヨタ静岡の梨本社長(左)に商品を届ける佐野さんと辻さん=沼津市内

 チャリティー商品はウクライナ国旗の色や「∞」の形をモチーフにした麦わら細工(大森細工)のアクセサリー。日本の伝統技術を用いた商品の企画販売を手掛ける富士宮市の「伝統屋暁」(佐野翔平代表)の協力で、チャリティー企画として7月に期間限定販売した。130万円超の販売利益は全額ウクライナ大使館に贈った。
 本社を訪れた辻さんと佐野さんは梨本幸博社長にアクセサリー商品を手渡し、「麦わら細工を知ってもらえる機会をたくさんいただけて本当に感謝」と伝えた。梨本社長は「車を購入してくれたお客様と一緒に支援させてもらっている」と語った。同社は9月までの期間中、店舗で車の成約者にアクセサリーをプレゼントしている。

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