袋井市職員、米ヒルズボロへ 3カ月間、初の長期海外派遣

 袋井市は29日から3カ月間、姉妹都市の米国オレゴン州ヒルズボロ市に職員を派遣する。同市の長期海外派遣は初。国際的な感覚や視野を持った職員の育成、海外の先進的な取り組みの市政への反映につなげる。

袋井市役所
袋井市役所

 派遣するのは課税課主査の鈴木恵美子さん(42)。過去に両市の国際交流事業に携わった経験を持つ。現地ではコミュニケーション部に配属され、産業育成のノウハウなどを学ぶ。鈴木さんは「自分自身の国際感覚を磨き、両市の発展に貢献できる活動を行いたい」と意気込みを語った。
 両市は1988年、旧袋井市の市制施行30周年記念式典で姉妹都市提携を結んだ。以来、中高生の訪問派遣事業や、学生の受け入れなどを通じて交流を深めてきた。市は今後も継続的に職員の派遣を行う方針という。

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