新たな目線で街の魅力発信 若手事業者、市民ら意見交換 「熱海温泉玉手箱」23年1月再開へ

 熱海市のまちづくり会社「マチモリ」はこのほど、2014年ごろまで市内で展開していた体験交流プログラム「熱海温泉玉手箱(オンたま)」の復活に向けた意見交換会を開いた。若手事業者やまちづくり活動に関心がある市民ら約20人が参加し、来年1月の再開に向けてアイデアを出し合った。

体験交流プログラムのアイデアを出し合う参加者=熱海市内
体験交流プログラムのアイデアを出し合う参加者=熱海市内


 オンたまは、街歩きや文化体験などを通じて熱海のファンを増やすことを目的に09~14年ごろにかけて行われた有料ツアー。一定の成果が出たため休止していたが、新たな目線で街の魅力を掘り起こそうと同社の若手スタッフが復活を提案した。
 意見交換会で参加者は、未活用魚を使った海鮮丼作りや別荘巡りなど地域資源を生かしたプログラムを提案した。同社の市来広一郎代表は「かつては自分たちが地域の先輩方に支えられて自由に活動を展開してきた。今度は自分たちが新しいプレーヤーを支えるとともに、地域に関わるきっかけをつくっていきたい」と話した。この日は岐阜県で体験交流プログラムを10年以上手掛ける蒲勇介さんの講演も行われた。
 (熱海支局・豊竹喬)

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