遠州織物、斬新に 静岡文化芸術大生が服飾作品展示 浜松

 遠州織物の生地を使った静岡文化芸術大生の服飾作品展「纏(まと)う展」が6日から8日まで、浜松市中区鴨江の浜松いわた信用金庫蜆塚支店で開かれる。斬新なデザインで生地の特長を引き出した9点を展示する。

学生が遠州織物の生地で制作した服飾品=浜松市中区
学生が遠州織物の生地で制作した服飾品=浜松市中区

 遠州織物の価値を若者の視点で捉え、多くの人に身近に感じてもらおうと、デザイン学部3年小菅陽生さんら13人のグループが企画した。小菅さんはバッグ用の生地でジャケットを制作。密度が高く強い遠州織物の特性を生かし、大きなサイズでも型崩れしない作品に仕上げた。
 小菅さんは「伝統的な旧式の織機でしか編めない、独特の強さがある。触れたり試着したりして遠州織物の良さを感じてほしい」と話した。展示は5月に大学内で、7月には静岡市の静岡伊勢丹で実施し、今回が3回目。

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