自分好みの土器 できた! 磐田の児童が製作体験

 磐田市教委は3日、市内の小学生に地域の歴史や文化財を学んでもらう「ふるさと歴史たんけん隊」の活動を同市見付の市埋蔵文化財センターで行った。5、6年の児童10人が参加し、土器作りに取り組んだ。

土器作りに挑戦する児童ら=磐田市見付の市埋蔵文化財センター
土器作りに挑戦する児童ら=磐田市見付の市埋蔵文化財センター

 児童らは、担当職員から市内の遺跡から出土した縄文土器の歴史や時代ごとの特徴などについて説明を受けた後、土器作りに挑戦した。粘土をひも状に伸ばして積み上げながら自分好みの形を作り、竹串を転がしたり貝殻を押しつけたりしながら模様を付けた。
 歴史が好きで、2年連続参加している東部小6年の本田碧さん(12)は「鳥の羽みたいになるように竹串でたくさん凹凸を付けた。焼き上がりが楽しみ」と笑顔を見せた。
 2006年から毎年開催している恒例行事。講座は12月初旬までに計5回行う。今後は市内の歴史探検や勾玉(まがたま)作りに取り組む。

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