先生は静産大生 硬式野球教室、磐周の部活引退の中3生対象 地域の競技力向上へ

 今夏で中学校の野球部を引退した磐周地区の3年生を対象にした硬式野球教室(県野球連盟磐田支部主催)が5日夜、磐田市の磐田城山球場で開講した。磐田、袋井、森2市1町の14校から65人が参加。地域の野球振興に一役買おうと、静岡産業大硬式野球部が指導を引き受けた。

静岡産業大硬式野球部の部員らが中学3年生を指導した教室=磐田市の磐田城山球場
静岡産業大硬式野球部の部員らが中学3年生を指導した教室=磐田市の磐田城山球場


 軟球から硬球に切り替わる高校でも野球部に入る予定の中学3年生に競技に触れ続ける機会をつくり、地域全体の競技力向上につなげようと、20年以上前から開催している。静産大が指導を担うのは初めてという。
 初回は、教室の趣旨説明などのオリエンテーションを行った後、静産大の萩原輝久監督や部員らの指導の下、キャッチボールやティーバッティングなどの基礎練習に取り組んだ。今後は参加者を2班に分け、11月上旬までにそれぞれ4回ずつ教室を開催する。
 萩原監督は「高校野球に向けて意欲を高めてもらうきっかけになれば。指導の経験があまりない大学の部員にとっても、野球人生のプラスになる」と話した。
 (磐田支局・八木敬介)

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