ブラジルパラ委と浜松レガシー協定 市方針、五輪縁、交流を継続

 浜松市は7日の市議会市民文教委員会で、ブラジルパラリンピック委員会(CPB)と近く「レガシー協定」を締結する方針を明らかにした。昨年の東京五輪・パラリンピックで深めた友好関係を強化、継続する。静岡県内自治体で初めてという。

浜松市役所
浜松市役所

 CPBやその参加団体などが大会出場のために浜松市内で事前合宿をする際、市はスポーツ施設を無料で使えるようにしたり、宿泊地と練習会場の間の移動手段を提供したりする。CPBは交流イベントに参加するなど市民との交流に努める。
 同市は東京五輪・パラリンピックでブラジルの共生社会ホストタウンに認定され、事前合宿では五輪選手団3競技76人、パラ選手団14競技388人の大規模な受け入れに対応した。交流の機運を一過性で終わらせず、さらに拡大しようと両者が協議を重ねてきた。市はブラジルオリンピック委員会(COB)とも同様の協定締結を目指している。

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