沼津市制100周年に弾み 住民主体でマーケット企画

 沼津の魅力に気づき、地元を楽しくしよう-。2023年7月の沼津市制100周年に弾みをつけようと、市内5地区が連携し、商品販売やイベントを楽しむ「ローカルマーケット」を企画している。2017年に愛鷹地区で始まった住民主体のイベントで、5地区の連携は初めて。「沼津ローカルマーケット」として10日の愛鷹を皮切りに各地で開催予定。愛鷹ローカルマーケット実行委員会の三沢和也代表(48)は「特色を楽しみながら、沼津全体のおもしろさを感じてほしい」と意気込む。

11月の開催に向け話し合う西浦ローカルマーケット実行委員会の渡辺さん(右)とメンバー=沼津市内
11月の開催に向け話し合う西浦ローカルマーケット実行委員会の渡辺さん(右)とメンバー=沼津市内

 愛鷹ローカルマーケットは地域活性化を目的に始まった。愛鷹での取り組みに触発され、大岡や金岡などでも開かれてきた。
 今年はこれまで独自に行ってきた地区同士が初めて連携する。緩やかにつながることで、地元愛を育もうと昨年から構想を練っていた。必要な知識や資機材を共有して運営しやすくする効果も狙う。市制100周年を意識した共通のロゴマークを作製したほか、各地区を回るスタンプラリーも行う。
 西浦では11月に初開催する。6日、市内に西浦ローカルマーケット実行委員会のメンバー3人が集まり、運営費の調達やチラシ作成について話し合った。準備のスケジュールなどはすでに開催経験がある地区の資料を参考にしているという。
 メンバーの渡辺頼子さん(51)は「忙しいが分担してうまくできたら。地元にもいいことだね、と声をかけてもらい期待を感じる」と声を弾ませた。
 三沢代表は「(地域活性に向けた行動を)自発的にできるローカルヒーローを生みやすいイベント。取っつきやすいフォーマットになっている」とさらなる広まりを期待する。

 ■マーケット日程
 沼津ローカルマーケットの日程は次の通り。(地区、開催日程、場所の順)
 愛鷹=10日、ららぽーと沼津▽大岡=24日、大岡公園▽香貫=10月29日、沼津御用邸記念公園▽西浦=11月3日、旧西浦小グラウンド▽金岡=12日、場所は調整中

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