ゲームでSDGs学ぶ くら寿司が出前授業 静岡市駿河区の中島小

 回転寿司チェーンの「くら寿司」(大阪府)は8日、海洋資源の活用や食品ロスを題材にSDGsを学ぶ出張授業を、静岡市駿河区の中島小で開いた。同社社員が講師を務め、5年生63人が参加した。県内では初開催。

回転レーンを使って「お寿司屋さんゲーム」を体験する児童=静岡市駿河区の中島小
回転レーンを使って「お寿司屋さんゲーム」を体験する児童=静岡市駿河区の中島小

 海洋資源の有効活用を紹介する場面では、シイラやウツボなどあまり市場に出回っていない低利用魚をすしに利用する取り組みを紹介した。機械式回転レーンを使った「おすし屋さん体験ゲーム」では、児童が作り手と客になり、どのネタにどの程度注文が入るのか、需要と供給のバランスでいかに食品ロスが発生するかを体験した。
 授業後、児童からは「えさを替え、低利用魚を食べやすくする」「余ったすしを工夫し食品ロスをなくす」などの解決案が発表された。須釜大貴くん(10)は「魚の種類はたくさんあるのに、実際によく食べられてる魚が少ない」と驚いた。

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