焼津観光、温泉や食で 大学生がプラン競う 新たな発信策を発表

 全国の大学生が観光プランを競う「大学生観光まちづくりコンテスト2022」(同運営協議会主催)が8日、焼津市総合福祉会館(同市大覚寺)で開かれた。予備審査を通過した県立大など9大学10チームが、焼津温泉や食といった素材を活用することで、「さかなのまち」とは別の新たな魅力発信策について発表した。

発表前に決意を表明する各チームのリーダーたち=焼津市大覚寺の市総合福祉会館
発表前に決意を表明する各チームのリーダーたち=焼津市大覚寺の市総合福祉会館

 焼津温泉の活用策として、グランプリの観光庁長官賞を受賞した明治大のグループは妊娠している女性の旅行需要の高さに着目し、温泉旅行を軸にした「ママさん観光都市」として違いを出すべきと提案した。東京国際大のグループは、市内各所に焼津温泉、駿河湾深層水と温冷2種類の足湯を設置するアイデアを発表した。
 日本大のグループは水路の移動手段として温泉水を使った「足湯船」のアイデアを披露。東洋英和女学院大の学生たちは足湯に浸かりながら走る「ベロタクシー」導入を提案した。このほか、源泉を活用した食品開発、市内水産会社が使っている屋号を用いた観光プランやワーケーションを軸にした活性化策が示された。

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