3年ぶり「みさくぼ祭り」盛り上げへ 子どもら囃子の稽古に汗
浜松市天竜区水窪町で3年ぶりに開催する伝統行事「みさくぼ祭り」の準備に向け、地元の若連や子どもたちが囃子(はやし)の稽古を始めた。参加者たちは、久しぶりの行事を盛り上げようと、練習に汗を流す。
みさくぼ祭りでは、町内の神原、小畑、向市場、本町計4地区が参加し、囃子と屋台をそれぞれ披露する。今年は新型コロナウイルス対策で恒例の仮装パレードを中止とし、屋台の引き回しもしない。
神原地区の八幡若連のメンバーと小中学生ら約20人が8日夜、水窪協働センターで練習を開始した。感染対策を講じて取り組んだ。
参加者は、3年ぶりに演奏する太鼓と笛の感覚を確かめつつ、力強い音色を響かせた。行事に初めて参加する子どもたちは、若連や保護者に演奏の仕方を学んでいた。
水窪中2年の平出琥太郎さんは「お祭りはしばらく中止していたので楽しみ。練習通りの力を出せるように張り切っていきたい」と意気込んだ。