Gコイン普及促進へ「カード」配布 御殿場市独自の電子地域通貨

 御殿場市は、独自の電子地域通貨「富士山Gコイン」を利用できるカードの発行を始めた。従来はスマートフォンアプリ「チーカ」のみだったが、スマホを持たない人や操作に不慣れな人も使えるようにし、普及を加速する。市の担当者は「身近な地域通貨として親しんでもらえれば」と話す。

御殿場市が発行を始めた富士山Gコインの専用カード=市役所
御殿場市が発行を始めた富士山Gコインの専用カード=市役所

 キャッシュカードなどと同じサイズで、富士山と市のキャラクター「ごてんばこめこ」をデザインした。市役所商工振興課と各支所、駅前サービスセンターで市民に配布している。アプリとの併用はできない。
 電子通貨は郵便局など所定の場所で現金を入金(チャージ)して利用する。支払いに使える店舗はスーパーやドラッグストアなど約230店舗(うち94店舗はアプリのみ)。
 Gコインは7月20日に運用が始まり、これまでに約4千人がアプリ登録かカード発行した。市商工振興課は「順調に増えている」としている。
 御殿場駅前にキッチンカーが集う9月23日のイベント「駅まえ~る」で100円分をプレゼントするなど、利用者へのインセンティブ(動機づけ)を用意する。

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