夏の締め わらじ供養祭 祝詞唱え玉串供える 御殿場高原時之栖

 御殿場の夏を締めくくる「わらじ供養祭」が10日、御殿場市神山の御殿場高原時之栖で開かれた。市観光協会や市の関係者らが夏のシンボルの大わらじを供養した。御殿場わらじ祭りをはじめ多くの恒例行事が復活した夏の終わりを惜しんだ。

御殿場の夏のシンボル、大わらじの魂を抜いた供養祭=御殿場市神山の御殿場高原時之栖
御殿場の夏のシンボル、大わらじの魂を抜いた供養祭=御殿場市神山の御殿場高原時之栖

 かつて富士登山者が脱ぎ捨てたわらじを富士山御殿場口新5合目で燃やし供養したことに由来する行事。7月1日の富士山開山式で入魂した全長3メートルの大わらじの前で神事を行い、魂を抜いた。新橋浅間神社の内海守宮司が祝詞を唱え、出席者が玉串を供えた。
 物まねシンガー松浦航大さんや歌手麻倉未稀さんらのステージもあり、多くの人が詰め掛けた。神事終了後には打ち上げ花火が夜空を彩り、フィナーレを迎えた。

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