がんは「早期発見」 上坂病院長(静岡県立がんセンター)講演

 静岡県対がん協会と県医師会は10日、がんの早期発見・治療の重要性を訴える県がん征圧大会を静岡市葵区のしずぎんホールユーフォニアで開いた。県立静岡がんセンターの上坂克彦病院長が「新型コロナ禍におけるがん医療」と題して講演した。

がん検診の受診の重要性を訴える上坂病院長=静岡市葵区のしずぎんホールユーフォニア
がん検診の受診の重要性を訴える上坂病院長=静岡市葵区のしずぎんホールユーフォニア

 上坂病院長は、新型コロナウイルス流行の影響でがん検診の受診者数が減っていると指摘し、「がんは早期発見が重要。検診を受け、体調に異変を感じた際は医療機関を受診してほしい」と強調した。
 開院20年を迎えた同センターの歩みも紹介し、「外科治療、薬物療法、放射線・粒子線治療が劇的な進歩を遂げた。今後もAI(人工知能)などの技術でがん医療は加速度的に発展していくだろう」と述べた。
 舌がんなどを経験した歌手堀ちえみさんも登壇し、がん発見までの経緯や闘病について語った。

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