「挑戦し続ける勇気を」 城南静岡高と藤枝西高 東京学芸大付属世田谷小教諭・沼田さんが講演

 高校生のための文化講演会(静岡新聞社、一ツ橋文芸教育振興会主催)が12日、静岡市駿河区の城南静岡高と藤枝市の藤枝西高で開かれた。両校の生徒は、東京学芸大付属世田谷小教諭で「ぬまっち」の愛称で多くの著書がある沼田晶弘さんが事前収録した講演をDVDで視聴した。

講演内容に耳を傾ける生徒ら=静岡市駿河区の城南静岡高
講演内容に耳を傾ける生徒ら=静岡市駿河区の城南静岡高

 講演は「ワン・アンド・オンリー 自分史上最高になる」と題し、城南静岡高では1年生約180人が聞いた。沼田さんは、自分が課題を達成できると認識する「自己効力感」を育むポイントとして、自身の学生時代の経験や、現役小学校教諭として実践したユニークな事例などを紹介。失敗を分析し、挑戦し続ける勇気を持つことの重要性を強調した。
 講演後には、事前に両校生徒から集めた「自信を持つにはどうしたらいいか」「最高の高校生活を送るには」といった質問に対する質疑応答が行われた。同校の宮川緑風(りょう)さん(16)は「『やればできる』という自己効力感を身に付けたい」と話した。
 (社会部・薬袋貴信)

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