名月の下“日本の美” 富士宮、多彩な演奏配信

 「富士山と中秋の名月を愛でる会」(富士山と月を愛でる会主催、富士宮市観光協会共催)がこのほど、同市狩宿の井出館で開かれた。源頼朝が富士の巻狩の際に本陣を設けたとされる地で、富士山麓を照らす中秋の名月の下、音楽家らが“日本の美”を響かせた。

中秋の名月の下、美しい音色を響かせる出演者=富士宮市狩宿
中秋の名月の下、美しい音色を響かせる出演者=富士宮市狩宿

 実行委員長の渡辺実さんは「人類の歴史を見つめてきた大自然の中で人間が育み磨き上げてきた芸術を楽しむことは、きっと明日への夢と希望を感じさせてくれる」と呼び掛けた。音楽家や能楽師が登場し、バイオリンやクラリネット、尺八、琵琶、創作能舞など多彩な演奏やパフォーマンスを繰り広げた。
 愛でる会は3回目。通訳を交えてライブ配信した。駐日スペイン大使館文化科学担当参事官も訪れた。配信動画はユーチューブのアカウント「daisuki fujisan」内で視聴できる。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞