浜松学芸高芸術科 3年間の成果発表 中区で作品展

 浜松市中区の浜松学芸高芸術科3年生の作品展(静岡新聞社・静岡放送後援)が13日、同区のクリエート浜松で始まった。美術、書道両コースの生徒34人が3年間の成果を発表している。18日まで。

生徒が3年間の学びの成果を発表する作品展=浜松市中区のクリエート浜松
生徒が3年間の学びの成果を発表する作品展=浜松市中区のクリエート浜松

 美術コースの27人は専攻ごとに油絵や日本画など約100点を出品した。2人の子どもが真顔で手をつなぐ立体作品を通じ、「親しい人間関係でも、伝えられないことがある」というジレンマを表現した金子竜己さん(18)は「作品を見て、こんな気持ちを抱える人もいると知ってもらえたら。気軽に見に来てほしい」と話した。
 書道コース7人は篆書(てんしょ)や木材に文字を彫る刻字など約50点を飾った。中国・唐代の玄宗皇帝と楊貴妃の悲恋を詠んだ詩「長恨歌」を題材にした縦230センチ、横53センチの大作3点を制作した秋野友那さん(18)は「一字一字、まっすぐに書くのが難しかった」と振り返った。

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