多胎児保育の悩み共有 湖西の支援サークル「にじのこ」

 湖西市の多胎児支援サークル「にじのこ」はこのほど、多胎児の親や支援に興味のある人を対象にした「おしゃべり会」を同市新居町の子育て支援センター「のびりん」で初めて開いた。双子などを育てる市内の母親ら11組が参加し、悩みや子育て術を共有した。

多胎児を育てる際の苦労などについて話し合う参加者=湖西市新居町の子育て支援センター「のびりん」
多胎児を育てる際の苦労などについて話し合う参加者=湖西市新居町の子育て支援センター「のびりん」

 多胎児を育てている親と、多胎児に加えて別のきょうだいも育てている親の2グループに分かれて行った。参加者は互いの立場に共感しながら、約2時間の会話を楽しんだ。
 多胎児の家族の負担軽減を図ることを目的に、市内の多胎児の母親らが1月に同サークルを立ち上げた。これまで市内には多胎児の親同士がつながるサークルはなかったという。
 今後も双子の洋服や玩具の譲渡会なども企画する予定。自身も三つ子の母親の奥田智子代表(50)は「新型コロナ禍の影響もあり、多胎児の親と初めて知り合う参加者もいたので開催できてよかった」と笑顔を見せた。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞