成人、結婚…マイナカード所持者にポイント付与 御殿場市が検討

 御殿場市は15日、マイナンバーカードを持つ市民に対し、人生の節目でポイント付与を検討すると明らかにした。市議会9月定例会の一般質問で、沓間信幸企画部長が林義浩氏に答弁した。
 市デジタル推進室によると、入学、成人、結婚、出産などに合わせ、市の電子地域通貨「富士山Gコイン」で使えるポイントを付与する想定という。移住定住促進や市内経済の活性化が目的で、具体的な制度や開始時期などは今後検討する。
 市は、まちづくりや地域課題解決に参加する市民に対し、Gコインのポイントを付与する方針を既に示している。勝又正美市長は答弁で、ポイント付与の対象となる活動例として、ごみ拾いなどの環境美化活動や防災訓練を挙げた。市商工振興課によると、来年度にスタートする予定。
 Gコインの現在の利用者は、スマートフォンアプリとカードタイプを合わせて約5千人。市は本年度末までに約3万人にする目標を掲げている。

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