ニジマス、放牧豚…富士宮食材でディナー 「花の湯」とコラボ、商品化 「キャン×スポ」2年目

 富士宮市の若手農業者や移住者らが集い、地域活性化を目指すプロジェクト「キャン×スポ@あさぎり」が2年目を迎えた。今年は市街地に位置する富嶽温泉花の湯とコラボして富士宮食材を使ったディナー付き宿泊プランの商品化を進めている。花の湯は22日に予約受け付けを始める。

ディナーコースの試食会に臨む「キャン×スポ」メンバーら=富士宮市の富嶽温泉花の湯
ディナーコースの試食会に臨む「キャン×スポ」メンバーら=富士宮市の富嶽温泉花の湯

 昨年秋立ち上がったキャン×スポはマルシェやe―Bikeツアー体験、情報発信を軸に活動を展開。食、体験、自然などの魅力を“ひとつなぎ”に発信している。新企画はメンバーでまとまった食材が提供できる強みを生かし、「花の湯」を中継拠点に朝霧高原と市街地をつなぐ試み。
 キャン×スポのメンバーが提供できる食材のラインアップを基に花の湯の料理長がディナーコースを考案し、8月末に試食会を行った。白糸滝養魚場のニジマスやまかいの牧場のメープルパンを使ったアヒージョ、富士山白糸ファームの米でつくる炊き込みご飯、メインは朝霧高原放牧豚のロース肉などのメニューを検討している。花の湯の古市大三支配人は「富士宮はコースメニューすべてが魅力的な地元食材でそろう。しっかり売り切りたい」と力を込める。
 このほかキャン×スポでは17日に誰でも利用できるマルシェをあさぎりフードパーク内の富士正酒造酒蔵前広場で開く。入場無料。

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