記者コラム「清流」 大雨の取材で多くの反省

 浜松市浜北区の矢矧(やはぎ)橋付近から越水が確認されるなど県西部で局地的な大雨が降った2日、取材していて反省点が多かった。
 大雨が降り始めた時点で浜北支局にいたが、すぐに周囲は川のように水位が上昇、渋滞が起きていて車での移動は困難だった。浜松総局などの応援を得つつ、被害の大きい現場に向かうことができたのは雨脚が弱まってから。移動すらままならない事態を、恥ずかしながら想像していなかった。現場を歩くと、長靴から水が入ってきて動きづらかった。水害時は長靴よりはスニーカーで移動するようにと、以前に防災講話の取材で聞いたはずだが、忘れてしまっていた。
 いざというとき、どう行動するか。あらためて考えなければならないと思った。

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