舞台芸術、サロンで語り合い 演劇関係者ら招き催し 静岡

 静岡市葵区の呉服町通りに15日、舞台芸術について自由に語り合う期間限定の「まちのオープンサロン」が開設された。ウェブメディア「cocommons(ココモンズ)」を運営する柚木康裕さん(57)=同市清水区=が主宰し、20日まで市内の演劇関係者らを招いた催しなどを開く。

ギャラリーに開設された「まちのオープンサロン」。オープニングは舞台俳優石井萠水さんを招いた=静岡市葵区
ギャラリーに開設された「まちのオープンサロン」。オープニングは舞台俳優石井萠水さんを招いた=静岡市葵区

 サロンは商店街にある「ギャラリー青い麦」を会場とした。同市を中心とした舞台芸術の関係者の交流を促すことが狙い。かつては柚木さん経営のカフェが交流の場になっていたが、昨夏に閉店。同様の役割を期待して今月、ココモンズを始めたのに続き、まちなかに「リアルな場」をつくることにした。
 柚木さんは「普段接することのない人たちが出会う場があれば、創造に結びつく。短期間でも場を設け、文化度の高いまちづくりにつなげたい」と話す。
 連日、午後1~9時に開場する。15日は、県舞台芸術センター(SPAC)俳優の石井萠水(もえみ)さんが「アイドルは舞台俳優の夢をみるか」と題して話した。16日午後7時からは、SPAC俳優の奥野晃士さんを囲んで演劇論や演劇祭見聞録について語り合う。

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