企業育成の現場巡る 全国自治体職員、浜松で研修

 自治体職員が課題解決力を磨く「プラチナ構想スクール」のスタディーツアーが14~15日に浜松市で開かれ、参加した全国の都県や市町の中堅職員19人が中区のクリエート浜松で鈴木康友市長に成果を報告した。

スタディーツアーの成果を発表する参加者=浜松市中区のクリエート浜松
スタディーツアーの成果を発表する参加者=浜松市中区のクリエート浜松

 4班に分かれ、環境政策、スタートアップ(新興企業)育成、多文化共生などの分野で現場を巡り、関係者に聞き取りをした。どの分野でも、進取の気性に富む市民や企業が活躍していて市職員の熱量も高い、と官民連携の活発さを評価する発表が目立った。
 鈴木市長は各分野の課題を解説し、「新しい試みをすると国の規制にぶつかるが、戦うのが私たちの仕事。現場で感じた不条理を国に届けることが重要だ」と鼓舞した。
 スクールは全国の自治体や企業が協力して運営する一般社団法人プラチナ構想ネットワーク(東京)が開催している。参加者は1年間、講義や視察、事業立案の訓練に励む。
 (浜松総局・宮坂武司)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞